どうした？
どうしたの？
美女の顔が歪んだよ。
周囲の乗客の大半は韓国人だ。彼らの視線が俺を貫く。
この氷点下マイナス20度の空気は何？
何？ 何？
かなり鋭利な空気だ。
俺の中に眠っていた動物としての本能が何やら危機を察知する。
何が起きたのか分からないが、とんでもない雰囲気だったのは確かだ。
とにかく生命の危険を感じた-------
-----------仁川空港
日本語の上手な友達に電話する。
「ねえ、ボジジュセヨって、何か変な意味ある？」
「……」
「変な意味なの？」
「……なんで知りたい？」
「飛行機の中でスチュワーデスさんに間違って言っちゃった」
「……お前死にたいのか？」
「どうして-..-」
「……●●●くださいって意味だよ」
「………
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ヒィィイイイ！
圧勝？
NO NO
YOU…
圧敗！
圧勝旅行の夢は上陸前に消えたのであった。