速度比較(フレッツスクエア)

2003.02.13

レビューした各種NICにおける、フレッツスクエアでの速度測定結果をまとめたのが以下のグラフになります。
※結果は当環境での測定値であり、この結果が常に正しいという保証はありません。参考程度にご利用ください。



ただし測定日や時間帯はNICによって違いますので、上のグラフはあまりアテには出来ません。

レビューしたNICは全てPro/100 SをControl(基準値)としてとってありますので、このPro/100 Sを100%としたときの各NICの割合(%)を 計算し直したのが以下のグラフになります。



Intel製NICは噂通りの性能で、上位5個のうち、3つがIntel製チップを搭載しているものとなりました。
気になるのがオンボードのLANの”Broadcom BCM4401”です。オンボードというと悪い印象が大きいのですが、少なくとも今回の測定では 意外にも第3位という結果になりました。

価格対性能(新品)ではGREEN HOUSE製のGH-EL100MXが\799にもかかわらず健闘していることがお判り頂けるかと思います。
逆にPLANEXのFNW-9803-T,ELECOMのLD-10/100ALは、価格の割には速度が伸び悩みました。

LANカード市場を支配していると言って良いほど広く一般的に普及しているReltek系NICでは、LD-10/100Sが最も良い パフォーマンスを示しました。これは他社製同チップ搭載NICとあまり相違点がみられないだけにちょっと理解に苦しむ結果です。

まとめとして、少なくともフレッツスクエアにおいては、低価格NICでもIntel製の85〜95%程度の速度を出せるということになりました。
また、NICの価格は高ければ速いというわけではないようです。
GbE NICは100Base-TX環境下でも優れたパフォーマンスを示しました。

こうなってくると差別化しにくいNICですが、現時点ではやはりOS標準ドライバで問題なく動作し、広く一般的に使われているRealtek製のコントローラーを 積んだものを選ぶのが無難かもしれません。
ただし、詳しくは次回以降でレビューしますが、CPU負荷から考えるとRealtek製コントローラーチップは絶対にお勧めできません。
少しでもコストパフォーマンスを求めるのなら、GREEN HOUSEのGH-EL100MXや、ASONICのA-8139はお勧めです。




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