NIC MANIA > LANカードレビュー > FA310 |
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NETGEAR社の製品は過剰ともいえるくらいの梱包のものが多く、この製品もマニュアルまで丁寧にパッケージングされています。 後継のFA311が販売され、NETGEAR社Webの商品情報からも消えているこの製品は、今となっては時代遅れのLANカードであることは確実です。 しかし蟹嫌いDEC好きの方の心をくすぐる物があると思うのは自分だけでしょうか。 基板の裏面には相も変わらず大きな”NETGEARオジサン”がプリントされています。 カタログより、動作電圧は5Vのみで、消費電力は最大で3.1Wとのことです。 NETGEAR提供のドライバはこちら。 |
・コントローラーチップ NETGEAR製(?)の”LC82C169C”。 DEC21140互換です。ADMtekよりもDECに近いのだとか。 こいつはMAC層までの内蔵なので、PHYは外付けする必要があります。 また、チップ自体はWOLをサポートしていますが、基板上に端子が無いため利用できません。その辺りは価格相応といったところでしょうか。 |
・PHYコントローラー 最近はオンボードのGigabitLANチップですっかり有名になったBroadcom社製の”BCM5202”。 |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは5個もあります。 「100M」,「FULLM」,「LINK」,「ACT」,「COL」 |
・トランスフォーマー DELTA製“LF8221M”。 |
・基板裏面 伝統のNETGEARオジサン。 |
フレッツスクエアでの速度測定
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・speed.rbbtoday.comでの速度測定
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・Studio Radishでの速度測定
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エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
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ドライバのせいか、他のNICと比べてUploadの速度が少々劣りました。その割には負荷がかかっていて、傾向としてはDEC製コントローラーチップのそれに似ています。 コントローラーチップの発熱はほとんどありませんでしたが、PHYコントローラーのほうでそれなりの発熱がありました(未測定)。 いずれにしても今となっては購入する意味はなさそうです。後継のFA311はそれなりに評価の高いNICですので、そちらを選んだ方が無難です。 |