NIC MANIA > LANカードレビュー > ET100-PCI-L |
|
「ET100-PCI-L」は、『ローコースト&ハイパフォーマンスPCI LANアダプタ』というのがメーカーのコンセプトで販売されているNICで、WOLこそ対応していないものの、
10/100Mb/s,Full Duplex,PCIバス32bitデータ転送などもしっかりサポートし、なおかつ保証期間は3年間です。
\1000程度のNIC一枚に3年間保証をつけたところで3年以上使い続けることはあまり無いような気もしますが、保証は長いに超したことはありません。 この製品の上位にはRealtek製のコントローラーチップを搭載した 「ET100-PCI-S2」があり、こちらはWOL端子付きです。 また、このカードはPCIバス2.0をサポートしていますので、10Base-Tポートしか持たない時代くらいのPC(FTTH用のPCには向きませんが)にも挿すことができます。 消費電力は1.2W。 National Semiconductor社提供のリファレンスドライバ を導入すると速度が上がるという報告があるようです。 |
・コントローラーチップ National Semiconductor製の”DP83815DVNG”。 これの互換チップとして、SiS製の“SiS900”があります。 パッケージは VNG 144ピン TQFP。 ワンチップ型なので、PHY / MAC層も内蔵しています。Realtek製RT8139Cと違うのは、VLAN(Virtual LAN)をサポートしているところです。 チップ自体はWOLをサポートしていますが、基板上に端子が無いため利用できません。その辺りは価格相応といったところでしょうか。 |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは3個。 「10」,「ACT」,「100」 |
・トランスフォーマー おなじみDelta製“LF8271”(PDF形式) |
フレッツスクエアでの速度測定
|
・speed.rbbtoday.comでの速度測定
|
・Studio Radishでの速度測定
|
エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
|
|
もともとSiS900互換ということで期待はしていましたが、同価格帯のNICの中では抜群にCPU負荷が低いことが確認できました。 しかしもはやこの製品は生産完了品で、後継のET100-PCI-L2は 惜しいことにRTL8139D搭載品になってしまっています。やはり互換性には勝てないのでしょうか。 LowProfileブラケットも同梱されているので、予備用NICとして是非とも残しておきたい逸品です。 |