NIC MANIA > LANカードレビュー > i21143-PD搭載NIC |
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一昔前までDEC製“DEC2114x”コントローラーチップを搭載したNICは3comと並んで高い評価を得ていましたが、1998年にIntelがDECの半導体部門を買収したことにより、
DEC2114xシリーズは終焉を迎えます。 これに伴ってIntelから登場したNICが”21143-PD”ネットワークコントローラーチップなのですが、実際これはDEC21143と何ら変わりなく、Intelを示す「i」 の字がチップに印刷されただけのものです。 WIndows2000では標準ドライバで「Accton Cheetah Fast Ethernet Adapter」と認識されたので、気持ちが悪いので手動で 「Intel DEC 21143 Based PCI Fast Ethernet Adapter」として認識させ直しました。 |
・コントローラーチップ Intel製“21143-PD” Intelを示す「i」の印刷がありますが、実際のところはDec製です。 21143-PCからはパワーマネジメントやPME,VLANへの対応,Wake onサポート等、かなり改良が行われ、パッケージも“144-pin PQFP”から“144-pin MQFP”に変更されています。 21143-PCが抱えていたエラーについても修正されたようです。 |
・PHYコントローラー KENDIN製“KS8761” |
・ブラケット部 ステータス確認用のLEDは3個。 「100」,「ACT」,「LNK」 |
・トランスフォーマー Bothhand製“16PT6122B”(PDF形式) |
Win2000では何故か「Accton Cheetah Fast Ethernet Adapter」と自動認識されました。 |
フレッツスクエアでの速度測定
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エクスプロラーでのローカル⇔リモート間ファイル転送(測定方法はこちら)
データ転送時間とチップ表面温度(℃)
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他のIntel製チップと比べて、明らかにCPU負荷が高いことが確認できました。 「Intel製」という謳い文句に騙されて買うと痛い目を見ます。 DEC2114xシリーズと同じですし、悪い意味でチップの型番を覚えておいても損はないでしょう。 |